3月26日(土)夜7:30、中部観光の中型バスで先週訪問した石巻市へ向けて出発。
みなさんが持ってきてくださったり、集まった義援金で購入した生活物資、手作りのおにぎりやぼた餅、炊き出し用の器具や具材などをバスの床から天井まで満載。 先週現地でどんなものがほしいか聞き取りをしたり、自分達の目で見てきたことをふまえて準備しました。 28cmの長靴がほしいって言ってた人、持って行くから待っててね〜! 第2回の参加者は17人。川渕さんの意向で若者中心(そうじゃない人もいますが)の編成。 これから未来のある若い人達にいろんなことを体験してもらって、将来何かある時に動けるようになってほしいという願いからです。 ビデオ撮影は、「デイケアハウスにぎやか」のメディア部門「イナリ・コンポレーション」が担当。 さらに、富山テレビのクルーも同行取材します。 今回は、津波にさらわれて骨組みだけの廃墟になった「しまむら」の店舗のそばで炊き出しをします。 お米が食べたい、野菜が食べられないから便秘になって困っている、という声にお応えして。 出発の日は、朝からたくさんの人達が「夢ひろば」に手伝いに来てくれ、夕方までかかって、おにぎり1,000コ、ぼた餅1,000コを作り、豚汁500〜1,000食分の具材の下ごしらえをしました。お疲れさまでした。 前回初めて被災地入りしてわかったことのひとつが、避難所で暮らす人と自宅で暮らす人の間にできつつある格差。 訪問した場所では、避難所に暮らす人数分しか分配がなかったそうです。 避難所の周辺には、半壊などでかろうじて自宅に住める人達が結構いるらしく、ガスや水道が使えず食べ物に不自由しているのは避難所の人達と変わらないのに、そういう人達が食料や生活物資を調達する術がないということです。 以前テレビで、「自宅で避難している人も、避難所が窓口になってそこで物資の配給が受けられるようにすればいいんです」と専門家が話していましたが、現場ではなかなかそこまで体制ができないんだなぁと思いました。 私達のような小さなボランティアができる被災地支援は、救済からこぼれおちてしまうそういう人達のために、できるだけきめ細かく継続して行う活動なのです。(チ)
by kodomonoyume
| 2011-03-27 10:40
| 現地レポート
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