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第3便、帰ってきました。
4月2日(土)夜に富山を出発し、3日(日)の朝6時前に宮城県石巻市に到着しました。
今回のメンバーは15名+運転手2名。
重役出勤ならぬ会長出勤の人が約1名おられまして、出発が予定より1時間半ほど遅れたので、その間に出発メンバーの自己紹介をボランティアの方の前ですることが出来ました。
何事もいいように考えればいいように収まるものです。

前回とほぼ同じルートをたどり、同じスケジュールで動きました。
1回目の炊き出しは、しまむら近くの空き地。
前回の炊き出しの跡が残っていましたが、回りでは瓦礫の撤去作業をしていました。

今回の炊き出しは、豚汁と焼きそば、それに煎れたてのコーヒーです。
ベテランが手際よく準備をしました。若手は物資を配る場所の準備です。


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6時半頃から準備を始めるのに伴い、ぼつぼつ人が集まりはじめます。
炊き出しは7時スタートというのを間違えて9時スタートですと報せてしまい、
後で来た人に叱られたというハプニングもありましたが、
まずまず、たくさんの人に喜んでもらいました。
空き地(元は駐車場)の地主の方も現れ、話をすることができました。
ご自身も津波で流され、九死に一生を得たそうです。
今後もこの場所を提供してただくことになりました。
(今になって思えば過去2回は無断で使用していました)

午後からの炊き出しは、これも前回同様に渡波黄金浜の(株)ミヤケンさんの敷地で行いました。
先に愛知県からの給水車が来ていました。
ミヤケンさんからの情報だと、この地域には電気が通ったということでしたが、通っていない地区もありました。こっちは通ったけど、道の向こうの人はまだ、といった具合です。

こちらも炊き出しの開始時間を皆さんにお知らせして、その間に準備を整えました。
準備中にも人がどんどん集まり、スタッフやや焦ります…。
さて、いよいよ物資を配りはじめると怒濤の忙しさ!
用意したティッシュや長靴、靴下、下着などなど、どんどんなくなっていきます。
自分の履いてきた長靴(昨日買ったばかり)を間違えて持っていかれたスタッフも…。
豚汁と焼きそばにも列ができ、熱いコーヒーもたくさんの人を癒していたようでした。
「コーヒーなんて飲むことも忘れてた〜」って。


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「うんめぇ〜なぁ〜」

豚汁と焼きそばは家族の分までたくさん持ち帰ってもらいました。
若い人からは「やっぱ焼きそばだよね〜」って。


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写真の向かって右側の3人は現地の若者で全員24才。
左の女性は山の方に住んでいるので被災はなし、
赤い帽子の男性は自宅1階部分が水没、2階に住んでいます。
そしてもう一人の女性は家も車も流されたそうです。

黄金浜の住民と「また来るからね〜」と別れ、
3つ目の目的地である「参道会館」改め「牧山参道会館」へ。
電話で何度も話しをしてリクエストをもらった物資を届けに行きました。
会館のすぐ横に用水があり、その後ろは山です。
道すがら道路脇によけられた車のまどには、車の持ち主が特定されたという通知が貼ってありました。
行政も民間も、みんな全力で復旧を助けているんだなと実感しました。
会館まで車で物資を運び、スタッフは会館に入れていただきました。
台所には「流れてきたものを拾った」鍋や調理道具が並び、プロパンガスも設備されていました。
ま、このくらいなら富山の山奥の田舎家なら、今でもこんなもんかな、と思いました。


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居間に入ると84才と87才のおばあさんとやはり80代のおじいさんがいました。
スタッフともいろいろ話をしました。


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この会館には震災当初は300名ほどの人が避難所として利用していたそうです。
まさに身を寄せ合ってギュウギュウ詰め状態だったそうです。
今では他に避難する場所が見つかった者から出ていき、それでもまだ50人ほどの人が暮らしています。

さて、最後にすっかり名所となった石の森美術館のある湊地区へ。
1回目の訪問の際に店先をほうきで掃除していたおじさんは、フジテレビの取材を受けていました。
先週までは道路を塞いでいた大きなボートが撤去されていたり、自動車もかなりの数が撤去または移動されていました。それでもまだまだほとんどはそのままですが。

毎回この場所に来るのは夕暮れ時になることもあって、一日の疲れとともに感傷的な気分になります。
夕焼けに照らされた壊れた街に、海の砂のいっぱい混じった冷たい風が吹きます。
今回の石巻は今までで一番寒かったです。
みんな耳の中まで砂でいっぱいになりました。


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最後は、そこからすぐの場所にある石巻市役所へ
こちらも前回同様にミカンとお菓子などを届けてご挨拶。

先週まで市役所に避難していた人達は別の場所に移動されたそうで、
市役所も普通の市役所としての機能を復帰させつつありました。
館内はまだ魚臭かったですが…。

市役所前の仮面ライダーV3に見送られて、帰途へ。
帰りのバスは全員ぐっすり寝ていたようです。お疲れさまでした。

物資を届ける人、義援金を届ける人、夢ひろばで仕分け作業や炊き出しの準備を手伝う人、新聞やラジオ、テレビで報告する人、友人知人に支援の声を広める人、そして現地に行く人。
ひとつの目的のために、大勢の人の力が動いているのを感じます。


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by kodomonoyume | 2011-04-04 15:58 | 現地レポート
第2回被災地へ 行ってきました
3月26日(土)夜、富山を出発。 翌27日(日)夜明け前、石巻市に到着。

<まず、湊地区で炊き出しと救援物資の分配>
朝6時頃から、廃墟と化した「しまむら」の店舗近くのスペースで炊き出し準備。
朝早く犬の散歩をする人がちらほら。持ち込んだ救援物資の中からドッグフードを渡したり、炊き出しの告知。

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写真上:救援物資の周りに人だかりが。湊地区で

メニューは、豚汁、おにぎりとたくあん、ぼた餅。はっさく20箱分も。
効率よくするために、豚汁に入れる肉や野菜はあらかじめ湯がいた状態で持参。
一緒に豚汁を食べながら、被災者の方たちからいろいろ話を聞くことができました。
命が助かった人たちはみんな、ほんのちょっとの差で九死に一生を得たとおっしゃっていました。
車で食べに来た人もいました。ガソリンが手に入るようになったようですが、それでも8時間待ちでやっと給油できたそうです。

ここで出会った50代の女性から、少し離れた黄金浜地区の窮状を聞かされました。
この地区は、周囲が壊滅状態のなかで比較的家屋が残っていて、自宅で生活している人が多い場所でした。
2日前からようやく、自衛隊による給水が始まったけれど、水道・ ガス・電気は使えず、物資も全然届かないとのこと。
町内を取りまとめていた人などが津波で亡くなって、物資の支援などについて取りまとめたり連絡調整してくれる人がいないのも理由のひとつらしい。
そこで、炊き出し会場を黄金浜地区に移すことにして撤収。

<次に、黄金浜地区で炊き出しと救援物資の分配>
「ミヤケン」という建設会社の敷地を借りて、炊き出し再開。
200人くらい人が集まったのでは。
炊き出しを利用しに来られた人の中には、被災してから温かいものを口にしたのはこれが初めてという人も。
持ち帰り用に鍋を持って来た人もいましたが、鍋さえない人もいます。

さまざまなボランティアが現地に入り始めていました。
東京から来たというパキスタン人のグループが、そばでカレーの炊き出しをしていました。
彼らから余ったご飯を譲り受け、豚汁とセットにして配りました。
最後は、炊き出し会場まで来られない人の元へ、小分けにしたものを一輪車に積んで配ってきました。

<石巻市役所へ>
職員に、はっさくとぼた餅を差し入れ。
市役所の一角で避難生活している人が数人います。ここでは電気も水もあるし、食べ物もちゃんと確保してもらえ、ありがたいと話していました。

28日(月)夜明け前、富山に到着。0泊3日の活動終了。

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写真上:建物に激突した船に車が乗り上げている。参加した高校生が撮影

参加した10〜20代の若者たちが、とてもよく動いてくれました。おもに友人知人の息子や娘たちですが、支援活動のことをラジオで知って参加してくれた男子もいます。
必要とされる物資は、その時その場所によって違うようです。
たくさんの大人用オムツを持っていきましたが今回はあまり需要がなく、赤ちゃん用オムツの方が必要とされました。
被災から2週間経ってもインフラが復旧しないため、水や電池を求める人がたくさんいました。
ほかには、ろうそく、長靴、下着、薬(目薬、整腸剤)、マスクなど。
長靴は、津波被害で足元がぬかるみのようになっているため。目薬やマスクは、砂やほこりなどが舞っているため。
富山で、携帯充電器や電池を購入していきましたが、足りませんでした。
ろうそくも買いに行ったのですが、富山でさえ店頭で購入制限がかかってたくさん買うことができませんでした。しかも、仏壇用のような細めのものしか手に入りませんでした。
暖房用に灯油を持っていったのですが、石油ストーブ自体がないと言われ役に立ちませんでした。現地に行かないとわからないことがいろいろあります。

富山テレビが同行取材した内容は、さっそく3月28日(月)夕方のニュース番組で放送されました。29日(火)にも関連レポートを放送予定。(チ)

<参加者>
10〜20代の若者6人
おじさん、おばさん8人
富山テレビのクルー2人
運転手2人

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写真上:石巻市役所近く。参加した若者たち


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by kodomonoyume | 2011-03-29 11:53 | 現地レポート